肥満
肥満は悪いものという認識がありますが、肥満による悪い影響が出る程度は個人によって異なります。食べることは楽しいことですし、子供では身体の発育が大切です。食事の制限ばかりせずに、自分や子供の程度を知って楽しく食べましょう。
1、考え方
1)太っていることは大きな問題ではない。体に脂肪が付くことによって起こる症状、障害が問題である。
2)染色体や遺伝の病気で肥満がくる場合がある。本人や親が悪いのではない。どうしようもない場合もあることも考慮する。
2、運動嫌い
太ると運動するのがたいそうになる。運動しないと余計に太るという悪循環になる。
3、脂肪肝
1)肝機能が悪くなる。定期的に血液検査でチェックする.
2)内蔵型肥満(脂肪がお腹の中につく)に肝機能障害がおこりやすい。
3)太っている人が必ずしも脂肪肝ではない。
4)肝機能が悪くても運動させてやせさせることが肝心である。運動で肝機能がよくなる。
4、糖尿病
1)インスリン非依存型糖尿病になりやすい。家族に同型の糖尿病があると特に要注意である。
2)検尿でわかる。血液検査も必要である。食事療法と運動で改善する。
5、治療法
1)子どもは身長が伸びるため、体重を増やさないようにするだけで肥満度は低下する。
2)間食を控えるだけで肝機能はよくなる。身体の発育のため、食事は十分に食べる
3)ゆっくりとした運動を続けることが重要である(激しい運動は長続きしない)。
4)運動や食事療法は家族みんなで行うことも大事である。
5)子どもの時期の食事や運動の習慣は大人になってからの成人病の予防にも重要である。
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