5月5日はこどもの日です。元気さ、食欲、体格、運動能力、知的能力、やさしさ、行動、対人関係などチェックして下さい。また、入学や新学期での環境の変化に加え、コロナ感染予防による日常活動への抑制のストレスもあり、大きなストレスがかかっていますので親子ともにストレス発散が必要です。
1)予防接種は予定通り接種されていますか。
感染を予防できますし、かかっても軽症で治ります。副反応は全く無いわけではありませんが、自分の子どもへの個人防衛、妊婦さんや基礎疾患を持った子どもへの感染予防義務に加え病気の流行を抑制します。乳児の髄膜炎予防のためのワクチンは生後2か月から開始できますので、なるべく早期接種をお願いします。日本脳炎ワクチンは19歳までが経過措置で無料になる子もおります。接種無料券が使える年齢が限られています。不明な場合は保健所や小児科専門医に問い合わせて下さい。おたふくかぜワクチンなどの国の定期接種以外も、有料にはなりますが接種は可能です。
2)健診での身長や体重の伸びは順調ですか。
健診での身長や体重の数値を母子手帳にある男女の年齢別の身長や体重を書き込めるグラフに印をつけて下さい。自分の子が日本人の平均に比べて身長や体重がどの位置にあり、伸び率はどうかなどがわかります。
身長がかなり低い場合や伸びが悪い場合はホルモンの分泌が少ないなどの病気のこともあり、治療で身長が良く伸びる場合があります。治療は必要か、どのような治療法があるのかを理解することが大切です。2歳頃までの肥満体は問題ないのですが、小学校以降でかなり太っている場合は脂肪肝など肝機能や糖尿病のチェックが必要です。肥満自体が問題ではないのですが、身体に異常が生じるほどの肥満は困ります。
逆に、やせ体型にも問題があり、ダイエットには低身長、子宮や卵巣の発育不全、将来の不妊や骨折のしやすい身体になる可能性があります。特に十代での過度のダイエットは危険です。
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