2019年8月20日


 まだ暑い日が続いています。学校や幼稚園の2学期が始まりますので、朝の起きる時間や入眠時間などを夏休み状態から通常に戻し始めて下さい。空調の効いた快適な部屋でジュースやお菓子、ゲームやテレビ三昧を戻すためには時間がかかります。早めからの対応が必要です。
 夏の終わり頃に夏の疲れやダメージが身体に溜まって生じる体調不良を夏バテと呼んでいます。暑い時期は発汗や血管を広げて体内の熱を逃すために自律神経がフルに働いています。自律神経のバランスを乱す大きな原因は睡眠起床時間の乱れた不規則な生活と過度のストレスですので、早寝早起きの習慣を早く取り戻して乱れた生活を正し、リズムを取り戻すことが大切です。
 夜に咳き込む風邪、嘔吐下痢症の流行は続いています。夏休みがありましたので夏風邪の手足口病やヘルパンギーナは減少しています。リンゴ病、水ぼうそう、おたふくかぜ、細気管支炎、症状が発熱だけの風邪もあります。
 細気管支炎では初期は鼻水、くしゃみ、微熱、咳などの感冒様症状です。咳、鼻水などの風邪の症状が2日程続いた後、息を吐くときにゼーゼーという音がしたり、呼吸回数が多くなり、呼吸時に胸が凹みます。罹病期間は通常7〜12日で、ほとんどの乳児では症状は軽度で治ります。ただ、一部の乳児では、呼吸困難が悪化し、入院を必要となる場合もあります。小さな子が鼻水に咳を伴っている場合は小児科専門医を受診して下さい。
 ウイルスに対する治療薬はなく、咳や鼻水に対する対症療法になります。脱水気味になると痰が絡み、咳込みなどがさらにひどくなり、水分を取れず、どんどん悪くなります。こまめに母乳やミルク、お茶、イオン飲料水などの水分摂取を心がけて下さい。加湿を心がけて下さい。咳き込んだ時には抱っこしてあげたり、上体を起こして背中をさすってあげると少し楽になります。
 現在流行中の嘔吐下痢症は腹痛や嘔吐が主症状で下痢を伴わない場合が多いのですが、下痢も伴う嘔吐下痢症も散見されるようになりました。嘔吐下痢症の潜伏期間は1〜3日で、嘔吐は1日程度で治まります。下痢は淡黄色や白っぽいクリーム色の水様便になることが多く、4〜5日間続きます。多くのウイルスが原因となりますが、これらのウイルスを抑える薬はありません。




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