令和3年1月20日


 寒い日が続き、空気が乾燥しています。鼻水や咳を伴う風邪に加え、コロナ感染予防による日常活動への抑制のストレスで何となく元気がない、腹痛、頭痛、登園や登校が困難になるなどの体調を崩す子も見かけます。朝の日光を浴びる、身体を動かすなど、出来るだけ屋外で過ごす時間を確保するなどを含めた体調管理をお願いいたします。
 今年は頻繁な手洗いのために手荒れ、指が赤く腫れた凍瘡の子を多く見かけます。子どもは手洗いの後の手拭きを丁寧にはしませんので、空気が乾燥していることもあり、手が荒れます。保湿剤による手の保護をお願いいたします。頻回すぎる手洗いは手の皮膚を傷めます。また、手足を濡れたまま放って置くと気化熱により皮膚の表面温度が下がり、凍瘡になりやすくなります。手足が濡れたら、早く、しっかりと拭き取って下さい。コロナウイルスは飛沫・空気感染が主で、接触感染は多くありません。子どもの重症例の報告は少なく、無症状の子が多く、他人にも感染させにくいという特徴があります。心配な気持ちはわかりますが、過剰な心配や過剰な手洗いまでは不要と思います。
 うっすらとですが、汗をかいている子を見かけます。一般的には生後2か月頃までは大人より1枚多めの服装で、その後は大人と同程度、生後6か月頃以降は大人よりも1枚少なめと言われます。薄着を心がけてください。一般的に、子どもにヒートテックのような下着は不要と思います。特に乾燥肌の子では皮膚の乾燥が強くなったり、痒みが強くなる場合があります。
 現在、大きく流行している感染症はなく、インフルエンザも出ていません。夜に咳き込む風邪、嘔吐下痢症、症状が発熱だけの風邪などがありますし、水痘(水ぼうそう)が少し発生していますが、病気の流行は少なく、小児科外来はすいています。季節の変わり目で、朝晩に咳き込む風邪があります。朝晩に咳き込む風邪には薬の他に室内の加湿も有効です。
 小さな子の咳込む風邪である細気管支炎は軽症で治ることが多いのですが、一部の乳児では、呼吸困難が悪化し、入院が必要となる場合もあります。小さな子が鼻水に咳を伴っている場合は小児科専門医を受診して下さい。現在流行中の嘔吐下痢症は微熱や腹痛、嘔吐が主症状で下痢を伴わない場合がほとんどで、微熱や嘔吐は2日程度で治っています。
 暖房器具や調理器具での熱傷の多い時期です。応急処置としては出来るだけ早くやけどの部分を冷やすことが大切です。使い捨てカイロ、湯たんぽなどでも同じ局所に長時間熱が加えられる状況では低温やけどが起こりますので、直接皮膚に触れないようにして下さい。また、あまり動かない赤ちゃんや小さな子どもではホットカーペットや床暖房の上に直接寝てしまうと、低温やけど以外にも脱水症や熱中症になる可能性もありますので注意が必要です。




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