令和4年1月20日


 寒い日が続いています。手足口病の発生は落ち着いてきました。下痢を伴わずに、軽症で治る嘔吐下痢症が続いていましたが、下痢を伴う嘔吐下痢症も多くなってきました。夜に咳き込む風邪、症状が発熱だけの風邪、鼻水の強い子などもありますが、大きく流行している病気はありません。ただ、現在は流行していませんが、寒い季節ですので細気管支炎やインフルエンザの流行にも注意が必要です。
 うっすらとですが、汗をかいている子や背中の汗疹の子を見かけます。一般的には生後2か月頃までは大人より1枚多めの服装で、その後は大人と同程度、生後6か月頃以降は大人よりも1枚少なめと言われます。薄着を心がけてください。一般的に、子どもにヒートテックのような保温インナーは不要と思います。特に乾燥肌の子では皮膚の乾燥が強くなったり、痒みが強くなる場合があります。
 インフルエンザの流行は昨年度では全くありませんでした。今年も流行はしないと思いますが、油断はできないと思います。インフルエンザでは熱性けいれんや幻覚による異常行動が生じやすくなります。高熱になると神経系の未熟な小児では熱せん妄(幻覚、異常行動)が生じやすくなるためと考えられています。怪我をしないように注意し、熱せん妄が1時間以上続く場合は受診して下さい。
 ボルタレンやポンタールなどの脳症を起こしやすくする解熱剤があります。解熱剤は熱のため機嫌が悪く寝てくれないなどに限定してアセトアミノフェン(カロナールなど)を少量使用するなどにとどめて下さい。総合感冒薬(いわゆる風邪薬)のほとんどに解熱剤が含まれており、脳症を起こしやすくする解熱剤が含まれている薬もあります。注意が必要です。
 暖房器具などでの熱傷の多い時期です。応急処置としては出来るだけ早くやけどの部分を冷やすことが大切です。使い捨てカイロ、湯たんぽなどでも同じ局所に長時間熱が加えられる状況では低温やけどが起こりますので、直接皮膚に触れないようにして下さい。また、あまり動かない赤ちゃんや小さな子どもではホットカーペットや床暖房の上に直接寝てしまうと、低温やけど以外にも脱水症や熱中症になる可能性もありますので注意が必要です。
 麻疹・風疹混合ワクチンが1歳と小学校入学前1年間での2回接種が公費による定期接種として行われております。この4月から小学校に入学する子どもさんで、2回目の麻疹・風疹混合ワクチン接種がまだの場合は無料接種券が3月末までですので、3月末までに接種をお願いします。2回の接種で、免疫効果が高くなり、長期間続くようになります。その他のワクチンも接種忘れがないか、母子手帳などでのチェックをお願いいたします。




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