2018年10月19日


 朝晩が寒くなりました。そろそろ暖房を考えている家庭もあるかと思いますが、こたつやホットカーペット、カイロ、湯たんぽ、ストーブなど、低温でも同じ局所に長時間熱(50℃3分)が加えられることとで低温熱傷が生じます。小さな子をホットカーペットや床暖房の上に掛け布団を併用して寝かせれば、乳幼児の体温は危険な領域まで上昇する可能性があり、熱中症になります。また、この時期はこまめに服装を調節する必要があります。赤ちゃんは、体温の調節機能が成人に比べて未熟ですので、生後2か月頃までは大人より1枚多めの服装で、その後は大人と同程度、生後6か月頃以降は大人よりも1枚少なめと言われます。子どもは走り回りますので、大人が感じるよりも暑さを感じていますし、発汗も多くなりますので薄着が基本です。幼児では必ずしも大人より1枚少なめの服装にしなければならないわけではなく、1枚少なめか同程度で子どもが気持ち良く感じる服装にしてあげて下さい。
インフルエンザワクチン接種が始まっています。小さな子は2回、大人や大きな年齢の子は1回の接種です。10月に接種しても春まで効果は有効ですので、接種希望者は早めの接種をお願いします。
夜に咳き込む風邪、嘔吐下痢症、細気管支炎の流行は続いています。手足口病、水ぼうそう、おたふくかぜ、症状が発熱だけの風邪もありますが、病気の流行は落ち着いています。
細気管支炎は細い気管支が狭くなり、肺に出入りする空気の流れが妨げられ、呼吸困難を引き起こし、特に息を吐くことが困難な状況になる病気です。
初期は鼻水、くしゃみ、微熱、咳などの感冒様症状で、その2日後頃から、息を吐くときにゼーゼーという音がしたり、呼吸回数が多くなり、呼吸時に胸が凹みます。ほとんどの乳児では症状は軽度で、通常7〜12日で治ります。ただ、一部の乳児では、呼吸困難が悪化し、入院を必要となる場合もあります。小さな子が鼻水に咳を伴っている場合は小児科専門医を受診して下さい。
主な原因はRSウイルスで、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、メタニューモウイルスなど多くのウイルス感染症でも発症します。RSウイルスは毎年、秋から春までに流行する風邪のウイルスの1つです。大人や年齢の大きな子では鼻風邪程度で済みますが、乳幼児、特に生後6か月以下の子では要注意です。
RSウイルスに対する治療薬はありませんし、流行を止める方法もありません。症状を軽症にする薬で様子を見ます。こまめに母乳やミルク、お茶、イオン飲料水などの水分摂取に加え、部屋の加湿を心がけて下さい。




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