令和3年4月19日


 新学期が始まり、子どもたちの環境が大きく変化しています。さらに、コロナ感染予防による日常活動への抑制のストレスもあり、何となく元気がない、腹痛、頭痛、登園や登校が困難になるなどの体調を崩す子も多くなっています。体調不良を理解してあげて、家族で遊ぶなどの気分転換を十分にすることと、朝の日光を浴びる、身体を動かすなど、出来るだけ屋外で過ごす時間を確保するなどを含めた体調管理をお願いいたします。
 現在、大きく流行している感染症はなく、今年はインフルエンザの発生がゼロになりそうです。ただ、嘔吐下痢症が多少ですが流行しています。夜に咳き込む風邪、症状が発熱だけの風邪、鼻水の強い子などがありますが、病気の流行は少なく、小児科外来はすいています。ウイルス性の風邪に加え、黄砂やPM2,5、花粉の影響もあり、咳や鼻水、目のかゆみを訴える子もおります。黄砂やPM2,5は咳や鼻水の症状を悪化させます。朝晩に咳き込む風邪には薬の他に室内の加湿も有効です。
 季節の変わり目で、服を着すぎていると思われる子を見かけます。一般的には服の主目的が保温である生後2か月頃までは大人より1枚多めの服装で、その後は大人と同程度、生後6か月頃以降は大人よりも1枚少なめと言われます。子どもは走り回りますので、大人が感じるよりも暑さを感じていますし、発汗も多くなりますので薄着が基本です。幼児では必ずしも大人より1枚少なめの服装にしなければならないわけではありませんが、1枚少なめか同程度で子どもが気持ち良く感じる服装にしてあげて下さい。子どもは睡眠中に布団の中で回転しますし、布団の外に飛び出して寝ています。また、夜中に喉が渇いて起きてきておっぱいやお茶を飲んで再度入眠することもありますが、これらは子どもが入眠中に暑く感じているということですので、パジャマを薄く、布団を少なく、室内の温度を調節するなどで眠りやすい環境を整えてあげて下さい。特に、乾燥肌の子にヒートテックのような下着は皮膚のかゆみを増加させる可能性があります。
 5月5日はこどもの日です。言葉、行動、運動などの発達で気になることがあれば小児科専門医にご相談下さい。健診での身長や体重の数値を母子手帳の後ろのほうにある男女の年齢別の身長や体重を書き込めるグラフに印をつけて下さい。自分の子供が日本人の平均に比べて身長や体重がどの位置にあり、伸び率はどうかなどがわかります。身長がかなり低い場合はホルモンの分泌が少ないなどの病気のこともあります。ホルモンを補充する治療で身長は良く伸びます。
 2歳頃までの肥満体は問題ないのですが、それ以降では問題になることもあります。小学校以降でかなり太っている場合は脂肪肝など肝機能や糖尿病のチェックが必要です。体に異常が生じるほどの肥満は困ります。逆に、痩せすぎも困ります。低身長や子宮や卵巣の発育不全などを伴いやすく、やせ体型にも程度があり、個人差があります。低身長、将来の不妊や骨粗しょう症などになりやすく、特に10代のダイエットは危険です。




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