令和2年11月21日


 気温の変動が激しく、空気が乾燥しています。鼻水や咳を伴う風邪に加え、体調を崩す子も見かけます。体調管理をよろしくお願いいたします。
 インフルエンザワクチンの接種が始まっています。小さな子では2回接種、大きな子や成人では1回接種です。感染を止めるほどの効果はありませんが、軽症化が期待されます。インフルエンザの毎年の流行は年末からですので、それまでには接種をお願いします。
 10月1日からワクチンとワクチンの接種可能間隔が改訂されました。生ワクチン同士の注射による接種間隔は4週間あけますが、それ以外のワクチンでの接種間隔の制限はなくなりました。ただ、子どもの国による定期接種には接種間隔がありますので主治医の先生と相談して早めの予防接種をお願いします。
 現在、大きく流行している感染症はなく、夜に咳き込む風邪、嘔吐下痢症、症状が発熱だけの風邪などがありますし、水痘(水ぼうそう)が少し発生していますが、病気の流行は少なく、小児科外来はすいています。季節の変わり目で、朝晩に咳き込む風邪があります。朝晩に咳き込む風邪には薬の他に室内の加湿も有効です。
 新型コロナウイルス感染症に関しては子どもの重症例の報告は少なく、無症状の子が多く、他人にも感染させにくいという特徴があります。心配な気持ちはわかりますが、過剰な反応までは必要ないと思います。
 小さな子の咳込む風邪である細気管支炎では初期は鼻水、くしゃみ、微熱、咳などの感冒様症状です。咳、鼻水などの風邪の症状が2日程続いた後、息を吐くときにゼーゼーという音がしたり、呼吸回数が多くなり、呼吸時に胸が凹みます。ほとんどの乳児では軽症で治ります。ただ、一部の乳児では、呼吸困難が悪化し、入院を必要となる場合もあります。小さな子が鼻水に咳を伴っている場合は小児科専門医を受診して下さい。
 現在流行中の嘔吐下痢症は微熱や腹痛、嘔吐が主症状で下痢を伴わない場合がほとんどです。微熱や嘔吐は2日程度で治まります。多くのウイルスが原因となりますが、これらのウイルスを抑える薬はありません。
 水ぼうそうは感染してから約14日後に周囲が赤い小さな水泡が出現します。口の中では口内炎となります。発熱は出ないことが多く、出ても2日ほどで治ります。この水泡は3〜4日後にかさぶた(痂皮)を作り治ります。しかし、新たな水疱が5日間ほど出現続けますので、全ての発疹が痂皮になり治るまで7〜10日間かかりますが、治療薬を使用すれば4、5日で治ります。この間は幼稚園や学校はお休みです。薬の開始は早いほど効果がありますが、発疹出現後3日以内であれば有効です。




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