2019年4月22日


 新学期が始まっています。入学や新学期での環境の変化に慣れていないためにストレスがかかっている子もいますのでサポートしてあげて下さい。
 インフルエンザの発生はまだありますが、ほぼ終息しました。夜に咳き込む風邪、嘔吐下痢症、細気管支炎の流行は続いています。リンゴ病、水ぼうそう、症状が発熱だけの風邪もありますが、病気の流行は落ち着いています。黄砂やPM2.5が飛んでいますので咳き込む子が多くなっています。
 現在流行中の嘔吐下痢症は腹痛や嘔吐が主症状で下痢を伴わない場合が多いのですが、下痢も伴う嘔吐下痢症も散見されるようになりました。嘔吐下痢症の潜伏期間は1〜3日で、嘔吐は1日程度で治まります。下痢は淡黄色や白っぽいクリーム色の水様便になることが多く、4〜5日間続きます。多くのウイルスが原因となりますが、これらのウイルスを抑える薬はありません。
 細気管支炎は鼻水、くしゃみ、微熱、咳などの感冒様症状で発症します。咳、鼻水などの風邪の症状が2日程続いた後、息を吐くときにゼーゼーという音がしたり、呼吸回数が多くなり、呼吸時に胸が凹みます。罹病期間は通常7〜12日で、ほとんどの乳児では症状は軽度で治ります。ただ、一部の乳児では、呼吸困難が悪化し、入院を必要となる場合もあります。小さな子が鼻水に咳を伴っている場合は小児科専門医を受診して下さい。
 5月には子どもの日があります。身長、体重、予防接種などをチェックしてみて下さい。ワクチンは感染を予防できますし、かかっても軽症で済みます。副反応は全く無いわけではありませんが、自分の子どもへの個人防衛、妊婦さんや基礎疾患を持った子どもへの感染予防義務、病気流行を抑制するという利点があります。乳児に髄膜炎を起こしやすいインフルエンザ菌b(Hib)のワクチン、髄膜炎や中耳炎を起こしやすい肺炎球菌に対する小児用ワクチンは生後2か月から開始できます。
 言葉、行動、運動などの発達で気になることがあれば小児科専門医にご相談下さい。健診での身長や体重の数値を母子手帳の後ろのほうにある男女の年齢別の身長や体重を書き込めるグラフに印をつけて下さい。自分の子供が日本人の平均に比べて身長や体重がどの位置にあり、伸び率はどうかなどがわかります。小児科医院に行けば子供の平均身長、体重曲線の詳しいグラフがあります。身長がかなり低い場合はホルモンの分泌が少ないなどの病気のこともあります。ホルモンを補充する治療で身長は良く伸びます。
 2歳頃までの肥満体は問題ないのですが、それ以降では問題になることもあります。小学校以降でかなり太っている場合は脂肪肝など肝機能や糖尿病のチェックが必要です。体に異常が生じるほどの肥満は困ります。逆に、痩せすぎも困ります。低身長や子宮や卵巣の発育不全などを伴いやすく、やせ体型にも程度があり、個人差があります。低身長、将来の不妊や骨粗しょう症などになりやすく、特に十歳代のダイエットは危険です。  




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