2018年7月20日


 非常に暑い日が続いています。日頃から、身体を鍛えておくことの重要性が身に染みます。子どもの熱中症の予防対策として日頃からの外遊びや運動を奨励して下さい。外で遊んでいて、発熱が出現すれば「熱中症」もありますが、風邪の熱の可能性があります。とりあえず、小児科専門医を受診して下さい。
 夜に咳き込む風邪、嘔吐下痢症、細気管支炎の流行は続いています。おたふくかぜ、水ぼうそう、症状が発熱だけの風邪、手足と頬部に小さな発疹の出るGianotti Crosti症候群という風邪もあります。夏休みに入りますので、病気の流行は落ち着くと思います。
 
夏は「寝冷え」「おへそを出して寝たから」など、夏風邪はあまり重要視されていません。しかし、夏風邪では咳や鼻水は少ないのですが、突然に高熱が出たり、のどの奥が真っ赤に腫れたり、口内炎ができてのどが非常に痛がるなどの症状が出ることがあります。また、熱に伴って発疹(皮膚に赤いぶつぶつが出る)が出ることもあります。
 
代表的な病気としては「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱(プール熱)」があります。現時点では流行していませんが、今後の流行に注意が必要です。また、これらの病気をおこすウイルスは各々数種類ずつあり、いずれも何回もかかります。
 
細菌性食中毒は腸炎ビブリオ、カンピロバクター、サルモネラ、腸管出血性大腸菌、黄色ブドウ球菌などが原因で、症状は腹痛、嘔気・嘔吐、下痢など、菌が腸管壁へ侵入すると便に血液や膿が混入します。一般的には、菌が腸管内で増殖して毒素などを出し、発症しますので増殖(8時間から数日)してから発症しますが、ブドウ球菌などは食物の中で増殖して毒素を出し、その増えた毒素を食べての発症ですので食後数時間で発症します。
 
食べた細菌数や毒素の量が少なければ治療なしでも自然に治ります。菌や毒素を少なくすることが重要で、@菌を付けない:食品や調理器具、手をよく洗う。A増やさない:なるべく早めに食べる。冷蔵庫などに保管する。B菌を殺す:十分な加熱処理を行うなどを心がけて下さい。下痢を止める薬は悪い菌の排出も止め、重症化させる可能性があり、使用しないで下さい。
 
熱中症は無風状態や砂やアスファルトなどの日光の反射が多い所などが起こりやすい状況です。地面に近い所は気温が高くなりますので、大人が暑い時は、乳幼児は大人以上の暑さを感じています。特にベビーカーの中は風通しも悪く注意が必要です。
 
涼しい場所で休ませ、身体の冷却やイオン飲料水などの水分補給をします。強い疲労感や嘔吐、意識障害などの症状が出ている場合は、点滴や入院が必要です。少しでも、意識がおかしくて、自分で水分が飲めないようであれば、救急車を要請して下さい。
 
睡眠不足、運動不足、風邪などの体調不良は暑熱障害を起こしやすくなります。服装は通気性の良い、放熱を促進する服を使用し、外では帽子をかぶって下さい。暑さに慣れるため外での遊びを奨励して下さい。




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