令和元年10月18日


 朝晩は肌寒くなっています。気候の変動が激しく、日中の温度差もあり、体調を崩す子や咳き込む風邪が増えてきていますので体調管理をお願いします。ただ、子どもは暑がりで、生後6か月以降の服装は大人よりも1枚少な目というのが一般的な考え方です。涼しめの服装を心がけて下さい。夜に咳き込む風邪、嘔吐下痢症、細気管支炎の流行は続いています。インフルエンザが散見されますし、手足口病、リンゴ病、水ぼうそう、おたふくかぜ、症状が発熱だけの風邪もあります。嘔吐下痢症や小さな子が咳き込む細気管支炎が本格的に流行する季節になりました。
 インフルエンザワクチンの接種が始まっています。4種類のインフルエンザが毎年流行しますので、ワクチンには流行するA型2種類とB型2種類の4つのタイプのインフルエンザウイルスに効果が出るように作成されています。インフルエンザ感染症が全国的にみられています。和歌山でも散見されていますので、接種希望者は早めの接種をお願いいたします。大きな子や大人は1回、小さな子は2回の接種になります。
 細気管支炎では初期は鼻水、くしゃみ、微熱、咳などの感冒様症状です。咳、鼻水などの風邪の症状が2日程続いた後、息を吐くときにゼーゼーという音がしたり、呼吸回数が多くなり、呼吸時に胸が凹みます。罹病期間は通常7〜12日で、ほとんどの乳児では症状は軽度で治ります。ただ、一部の乳児では、呼吸困難が悪化し、入院を必要となる場合もあります。小さな子が鼻水に咳を伴っている場合は小児科専門医を受診して下さい。
 ウイルスに対する治療薬はなく、咳や鼻水に対する対症療法になります。脱水気味になると痰が絡み、咳込みなどがさらにひどくなり、水分を取れず、どんどん悪くなります。こまめに母乳やミルク、お茶、イオン飲料水などの水分摂取を心がけて下さい。加湿を心がけて下さい。咳き込んだ時には抱っこしてあげたり、上体を起こして背中をさすってあげると少し楽になります。
 現在流行中の嘔吐下痢症は腹痛や嘔吐が主症状で下痢を伴わない場合が多いのですが、下痢も伴う嘔吐下痢症も散見されるようになりました。嘔吐下痢症の潜伏期間は1〜3日で、嘔吐は1日程度で治まります。下痢は淡黄色や白っぽいクリーム色の水様便になることが多く、4〜5日間続きます。多くのウイルスが原因となりますが、これらのウイルスを抑える薬はありません。




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