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暖かい日もありますが、もう少しの間は寒い日が続くと思います。空気が乾燥していますし、今後は黄砂や花粉の影響も出てきますので、咳き込みや鼻水の症状が強くなる子が多くなると思います。症状が強い場合は服薬も検討して下さい。
A型のインフルエンザの流行が落ち着きかけていますが、B型のインフルエンザがまだ流行していますし、あと1つのA型も流行する可能性があります。今年のインフルエンザは吐き気を伴う傾向があります。その他では、軽症で治る嘔吐下痢症や夜に咳き込む風邪の流行もまだ続いていますし、症状が発熱だけの風邪、のどの痛みを訴える風邪、鼻水の強い子、リンゴ病、細気管支炎などもあります。
小児では高熱が出ると熱性けいれんや幻覚(幻視、幻聴)による異常行動が生じやすくなります。発熱時に、壁に向かって一人でしゃべる、笑う、叫ぶ、恐怖の対象から逃げようとするといった行動が時々見られます。これは脳症ではなく、熱せん妄といわれる状態です。高熱になると小児では神経系が未熟なため、熱せん妄という異常行動が生じやすく、幻覚の内容によっては恐怖で走り出す場合もありますので怪我をしないように注意して下さい。
現在流行中の嘔吐下痢症は腹痛や嘔吐が主症状で下痢を伴わない場合が多くなっています。嘔吐は1日程度で治まりますが、下痢を伴う場合は4〜5日間続きます。多くのウイルスが原因となりますが、これらのウイルスを抑える薬はありません。水道水での手洗いが基本ですが、消毒用アルコールは効果が不十分で、ミルトンやキッチンハイターなどの塩素系の消毒薬や漂白剤および85℃で1分間以上の加熱、紫外線がこのウイルスの消毒に有効とされています。
細気管支炎では初期は鼻水、くしゃみ、微熱、咳などの感冒様症状です。咳、鼻水などの風邪の症状が2日程続いた後、息を吐くときにゼーゼーという音がしたり、呼吸回数が多くなり、呼吸時に胸が凹みます。ほとんどの乳児では症状は軽度で治りますが、一部の乳児では、呼吸困難が悪化し、入院を必要となる場合もあります。小さな子が鼻水に咳を伴っている場合は小児科専門医を受診して下さい。
うっすらとですが、汗をかいている子を見かけます。一般的には生後2か月頃までは大人より1枚多めの服装で、その後は大人と同程度、生後6か月頃以降は大人よりも1枚少なめと言われます。薄着を心がけてください。一般的に、子どもにヒートテックのような下着は不要と思います。特に乾燥肌の子では皮膚の乾燥が強くなったり、痒みが強くなる場合がありますので注意して下さい。
麻疹・風疹混合ワクチンが1歳と小学校入学前1年間での2回接種が公費による定期接種として行われております。この4月から小学校に入学する子どもさんで、2回目の麻疹・風疹混合ワクチン接種がまだの場合は無料接種券が3月末までですので、3月末までに接種をお願いします。2回の接種で、免疫効果が高くなり、長期間続くようになります。その他のワクチンも接種忘れがないか、母子手帳などでのチェックをお願いいたします。
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