朝は幾分かは涼しくなりましたが、太陽の光は強くて、朝と昼間での気温の変化が強く、服装に注意が必要です。生後6か月以降の子どもでは大人よりも1枚少なめの服装が基準で、涼しい服装にして下さい。
新型コロナウイルス感染症は子どもでは普通の風邪程度の症状で治っていますし、発生も減少してきています。手足口病も少なくなりましたが咳き込む風邪が増加してきています。クーラーがないと生活できない状況がまだ続いていますが、部屋の乾燥は喉や咳には良くないようです。その他には、軽症で治る嘔吐下痢症や症状が発熱だけの風邪、のどの痛みを訴える風邪、鼻水の強い子、細気管支炎などもあります。
夏の疲れやダメージが身体に溜まって生じる体調不良を夏バテと呼んでいます。元気がない、すぐに疲れる、身体がだるい、イライラする 、食欲不振、立ちくらみ、胃腸の不調など漠然とした身体の不調や限界というサインが出ている状態が夏バテです。自律神経の不調が誘因の一つとされています。自律神経のバランスを乱す大きな原因は睡眠起床時間の乱れた不規則な生活と過度のストレスですので、早寝早起きの習慣でリズムを取り戻すことが大切ですし、ストレスを発散させるような周囲のサポートも必要です。異常な暑さの影響で、子どもの外遊びや家族との外出などが少なくなっており、ストレスの発散手段が少なくなっています。子どもたちのストレス発散をよろしくお願いいたします。
もう少しすると、インフルエンザワクチンの接種が始まります。接種希望者は早めの接種をお願いいたします。大きな子や大人は1回、小さな子は2回の接種になります。今年から、2歳〜19歳未満の子どもに、経鼻インフルエンザワクチンが使用できるようになりました。この場合は1回のみ、左右の鼻腔にワクチンを入れる形となります。ただ、このワクチンの供給量は制限されていますので、希望者全員に接種できるとは限りません。
小児に対する予防接種にはたくさんの種類がありますが、公費負担のあるワクチンが予防しようとする病気は、実際に感染すると重症になる場合が多いという特徴が有ります。ワクチン接種は痛くて面倒ですが、誰も病気にかかりたくはありませんし、他人にうつしやすい病気もあります。園や学校を休まなければなりません。予防できる病気は予防することが重要です。
|